コンバージョンとはコンバージョン。英語で書くとconversionというこの言葉の意味、皆さんは知っていますか? コンバージョンというのは、マーケティング用語の一つで、言葉としては転化するという意味です。ホームページ運営やアフィリエイトサイト運営の中では、ホームページへとやってきた人が実際に資料請求をしたり、問い合わせをしたり、商品購入をしたり、といった検索が実際の行動につながることをコンバージョンと呼んでいます。
わかりやすく簡単に言うと、ホームページを使って手に入れる実際の成果のことです。
皆さんが企業の方であれ、個人であれ、やはり何かしらの利益を手に入れたいからこそホームページを運営する訳ですよね。どんなに完璧にSEO対策を行って、大量の人がホームページにやって来たとしても、全員がホームページを眺めて何もせずに帰ってしまうのでは意味がないのです。
つまり、コンバージョン率を高めることを、ホームページ運営の目的としなければならない訳ですね。それでは、コンバージョンの獲得について説明していきます。
目次
SEOによるコンバージョンの獲得
現在のホームページ運営において、SEOのことをこれっぽっちも意識しない! なんて方は多くありませんよね。やはり、何千何万と競合している他のホームページより検索上位に表示されることは、大きなメリットであり強みです。
ですが、皆さんが例えばネットショップの運営をしていた場合、何万人が訪問しようと誰も商品を購入してくれなかったら1円の売上にもなりません。これではSEO対策をする意味がありません。
そこで、SEO対策をするにしても、どうすればよりコンバージョンの獲得をすることができるか考える必要があります。
コンバージョンの獲得につなげるSEOコンテンツ
人は、どういう時に実際の購買活動やそれに類する行動を起こすのでしょうか。その事柄にあまり詳しくない人や、ちょっとした疑問を持った人がなんとなく検索エンジンにキーワードを打ち込み、出てきた結果をなんとなく見る、というのが、検索する時の基本ですよね。
ということは、皆さんのホームページで提供しているコンテンツが疑問を解消するに値しなかったり、疑問を解消することはできてもその人を満足させられなかったりすると、検索エンジンからやってきた人は何もせずにすぐ帰ってしまう訳です。
それを防ぐためには、皆さんのホームページで提供しているコンテンツを読んだ人が「良く分かった! このホームページにまた来よう」「なるほど、こういうことだったのか。じゃあここで注文するのが良いな」と思うようなものを作る必要があります。
もちろん、そんなコンテンツは簡単に作ることはできません。ですが、コンテンツの中でソースの確かなデータを出したり、詳しくない人でも分かりやすく見やすいデザインに凝ったり、初心者向けの解説からどんどん詳しい人向けのコンテンツにステップアップしたり、といった工夫をすればコンバージョンの獲得率は上がります。
ただ単に見に来た人の役に立つコンテンツを作るというのも確かにSEO対策ですが、そこから一歩先に進んで、「このホームページなら信頼できる」「このホームページなら信用して購入や資料請求できる」と思わせることを意識しましょう。
コンバージョンの獲得に役立つリスティング広告
インターネットの世界には、有料で行う広告としてリスティング広告というものがあります。リスティング広告とは、関連するキーワードやジャンルの検索が行われた際に検索結果画面の上部や横に表示される広告、例えばグーグルではスポンサーリンクと呼ばれるものです。
このリスティング広告、上手に使えばコンバージョンの獲得に大いに役立ってくれるのです。
リスティング広告、検索連動型広告とも呼ばれますが、この広告が表示されるのは関連するキーワードで検索した後の画面です。つまり、なんとなく気になることがあって検索してくる人ではなく、実際に資料請求や会員登録、購入について検討している人が目に入るようにできている訳です。
例えば、引っ越しをするので冷蔵庫が欲しいという人がいた場合を考えてみましょう。冷蔵庫、という大きなキーワードではコンバージョンの獲得は望めませんが、冷蔵庫+激安というキーワードで皆さんのネットショップの広告が表示されたら、購入意思のある人がクリックしてくれる可能性は高まりますよね。
SEOもリスティング広告も、上手に使えばコンバージョンの獲得へとつなげることができるのです。ただし、使い方次第でなんの効果も発揮しない、なんてこともありますので、導入する時はしっかり考えて宣伝する必要があります。
コンバージョン率を考えよう
コンバージョンは、ホームページを使って最終的に獲得することのできる成果のことです。ちょっと考えてみます。AというネットショップとBというネットショップがあったとします。AとBは同じような商品を扱っており、売上も同じです。
ですが、Aのホームページでは1万人の人がやって来て1人が商品を購入しており、Bのホームページでは100人の人がやってきて1人が購入してくれています。さて、どちらがより良いホームページか、と比べてみると、100人に1人購入してくれるBの方が良いに決まっていますよね。
たくさん人が来ていても、実際のコンバージョンにつながっていなければ結果はでません。実際にどれくらい成果につながったのかを考える指標が、この何人のうち何人がコンバージョンしたのかという指標、コンバージョンレートなのです。
コンバージョンレートが高いホームページを目指すことが、更に売上や結果を延ばすための目標となります。
コンバージョンあたりのコストも考えよう
皆さんがホームページで年間に2000万円の売上を上げていても、宣伝広告費に1900万円使っていたら儲けなんてほとんどありませんよね。
商売をする上で、いかに利益率を高めるかというのは、皆さん自身の儲けに直結してくることですのでとても大切です。
コンバージョンあたりのコストを低くすることができれば、その分皆さんの利益は増加します。というわけで、コンバージョンの獲得を考える際にはコストも気にするようにしましょう。
雑誌や新聞を使って広告をする場合とは違って、ありがたいことにネットではどの広告がどれだけ成果を上げているか簡単に分析することができます。SEOによるコンバージョンの獲得なら、アクセス解析を使えばある程度自分で分析することができます。
人の来ないページを削除して、人気のあるコンテンツに関連したものを増やしたりできますよね。リスティング広告ならもっと分かりやすいです。リスティング広告は基本的にクリックされた回数に応じて料金が決まります。
もうお気づきになっている方もいるかと思いますが、コンバージョン率が高いリスティング広告はそのままに、コンバージョン率が低いものを外してしまえば、その分コストを抑えることができるのです。
コンバージョンの獲得
コンバージョンを獲得するためには、必要に応じてホームページをどんどんブラッシュアップしていく必要があります。どこに手を入れたらよいかわからない、なんて場合には、コンバージョン率、コンバージョンあたりのコストといった部分を見て、軌道修正していくと良いでしょう。