たまにアフェリエイトなんて言い間違い、タイプミスをしてしまうアフィリエイト。インターネットにあまり詳しくないという方でも、この言葉は誰しもが耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、アフィリエイトについて耳にしたことはあるけれど、実際にアフィリエイトがどんなものなのかはわからない。なんだか周りの皆は「アフィリエイトなんて稼げないんだからやめとけ!」なんて良く言うし・・・という方も多いはず。
確かに、アフィエイトは得体のしれない存在です。なんのためにあるものなのか、どうして副業としてもてはやされているのかしらない方も多いでしょう。
そこで、今回は「怪しいインターネット」の代表といえるかもしれない、そんなアフィリエイトについて皆さんにお話したいと思います。
目次
アフィリエイトの正体とは
アフィリエイトは、良く聞く割にどんなものか知られていません。誰もが聞いたことがあるけど、どんな名前かわからない童謡のようなものです。
ですが、良く分からないものを良く分からないまま扱ってみても、成功することはありません。最初に、アフィリエイトの正体について教えます。
アフィリエイトというのは、「誰かの広告を代わりに行いますよ」という広告の一つです。通常、企業やショッピングサイトなど、インターネット上で広告をしたいと思った場合、全てを自分で行う必要がありますよね。
ですが、よほど体力のある企業でもない限り、情報の流れが速いインターネット社会の中で広告を出し続けるのは困難です。それに、宣伝広告費にばかりお金を使ってしまい、そのほかの部分が苦しくなってしまうのは避けたいものです。
そこで生み出されたのがアフィリエイトです。「会社の代わりに宣伝をしてください。あなたの宣伝で売上があがったら、謝礼をお支払いいたします」これが、アフィリエイトの正体です。
ですから、無料ブログやホームページを作り、そこにSEO対策をほどこして、集めた人をアフィリエイト先に誘導して報酬をもらう。そんな副業として認知されたのです。
アフィリエイトはなぜ失敗するのか
こうしたことを知らずに、ただなんとなく無料ブログを解説してアフィリエイトのバナーやリンクをぺたりぺたりと貼り付けたのでは、誰もそんな宣伝に見向きもしませんよね。
簡単なことのように言われますが、アフィリエイトは立派な「広告業」の一つです。企業の代わりに広告をするのですから、他の人と同じだったり、目立たなかったり、良さが分からなかったりすると人は集まりませんし成果も手に入りません。
とてもざっくりと言うと、世の中にたくさんいる「アフィリエイトは稼げない!」と声高に言っている人たちの大半は、知識やノウハウ、そしてアフィリエイトとはなんぞやということを理解しておらずに手を出し、失敗するべくして失敗をしただけなのです。
アフィリエイトは難しくなった
ただ、今からアフィリエイトを始めようと思っている方は要注意です。今、アフィリエイトはとても苦しい状況にあります。検索エンジンの大幅なアップデートが行われたからです。
簡単に言うと、内容のあるコンテンツ、オリジナリティの高いコンテンツが評価され、なにか別のホームページの情報をまとめただけ、というようなホームページは検索結果上位から弾かれるようになっています。
これまではアフィリエイトを成功させるためには、SEO対策をきっちり行うだけでもそれなりに効果はありました。ですが、今はSEO対策の一環として価値のあるコンテンツを更新していかなくてはなりません。
そのため、ニーズを見抜くセンスや経験があっても、ホームページ制作についてや、運営について詳しく、さらに優れたコンテンツを作るためのライティング能力も必要になったのです。
それに、今や猫も杓子もアフィリエイトという時代です。どんなジャンルであっても大抵の場合すでにライバルがアフィリエイトを行っており、自分よりも経験のあるライバルを戦う必要があります。
こういう背景があって、アフィリエイトはとても難しくなっているのです。
アフィリエイトを取り入れよう
皆さんがこれからアフィリエイトを利用しようと思うのなら、どの立場でアフィリエイトに関わるのか? を考えると良いでしょう。
簡単に言いますと、アフィリエイト広告を出す、つまり集客を誰かにお願いしてお金を支払う側に回るのか、それとも、アフィリエイト広告を使って報酬を手に入れる側に回るかです。
実は、広告という面から見るとアフィリエイトは非常に優秀です。導入は面倒だったりもしますが、なにせ、インターネット上にいる、場合によってはすでに十分なアクセス数やブランドを持っている人が勝手に皆さんのホームページや商品を紹介してくれるのです。
成果につながらない場合は基本的に対価を支払うこともありません。一種のPPC広告だと思っていただけると、わかりやすいでしょう。
広告の文章すらインターネットの向こうにいる誰かに考えてもらえるのですから、これ以上ないコストカットと言えるかもしれません。
それに、逆に会社や個人事業の方がアフィリエイトを行うメリットもあります。
アフィリエイトを上手に利用する
さすがに、公的な会社のホームページのあちこちにアフィリエイトリンクやバナーを貼り付けまくる、という訳にはいきませんが、上手に使えばホームページの運営資金を作ることができます。
例えば、ホームページ管理者である皆さんが個人的にホームページを作り、そこで有益なコンテンツと、そのコンテンツに関連した商品のアフィリエイトを行う。
○○会社の○○です! というようにきちんとアピールをしておけば、もともと知って欲しいと思っているホームページの宣伝をしつつ、その管理者である皆さん自身のブランディングをすることも可能です。
アフィリエイター、と言うほど大げさなものではありませんが、「役に立つコンテンツや商品を紹介してくれる人」が「○○会社の人」であれば、両方のホームページにアクセスが増えたり、皆さんが信頼されたりするようになります。
人は、何を言われたかはもちろんですが、誰に言われたかによって簡単に意見を決定します。習い事をしていて、はじめたばかりの人になにか言われるよりも、その道何十年の先生に言われた方が素直にうなずけますよね。
例え、はじめたばかりの人が同じことを言っていてもです。インターネット上での信頼感というのは、少しずつ育てていかないと手に入りません。ですが、それだけに上手に利用することができれば、とても大きな武器になります。
「あの面白い○○が紹介しているから買おう」「あの人がやっているホームページなら信頼できる」こういった印象を持ってもらうことができれば、検索エンジンの変動などがあっても安定したアクセスを維持することができるでしょう。
アフィリエイトにまで手が回らない! という場合に無理をする必要はありません。ですが、今ホームページ運営に行き詰まりを感じていて、なにか一つ打開策を手に入れたいと思っているのであれば、アフィリエイトはその手段になるかもしれないのです。
まだやったことがないという方は、とりあえずプライベートでいくつかアフィリエイトのための勉強をしてみてはいかがでしょうか。アフィリエイトはSEOがダイレクトに反映される分、勉強になりますよ。