SEMって何の略?
SEOだったら分かるし知っているけれど、SEMなんて言葉は聞いたことがない。そんな方、意外といらっしゃると思います。確かにSEOに比べると有名ではないので、前に出てくる単語ではありませんよね。
ですがSEMもSEOと同じように、ホームページ制作をしてご自身のホームページで大きな集客力を手に入れるために、とても便利なものなのです。
SEMというのは、Search Engine Marketingという英語の頭文字を取った略称です。SEOは検索エンジン最適化でしたね。一方こちらは、検索エンジンを利用していかに上手くホームページで集客をするか、クリックしてもらうかといったことを考える、マーケティングです。
イマイチピンと来ない、という方のために、まずはマーケティングについて軽く触れましょう。
目次
デジタルマーケティング
そもそもの話、マーケティングが何か、ということは知っているでしょうか。マーケティングというのは、売り出したい商品やサービスがきちんと売上をあげられるようにと行う作戦みたいなものです。
例えば、10代の女の子向けにキャラクターグッズを作って売りたいとします。この時、商品を売るお店が10代の女の子がまず来ないであろうビジネス街にあったら、売れるものも売れませんよね。対象の年齢層が集まるような場所にお店を出したり、そういう場所にあるお店に委託販売を頼んだりする。
もしくは、10代の女の子にサンプルを配り、前評判とクチコミを広めてもらう。こうした、モノを売るための工夫をマーケティングと呼びます。
しかし、現在は実際に店舗があってそこに商品を買いに行くというスタイルだけではありませんよね。ホームページを作ってそこから提供したいサービスへとつなげたり、ブランディングを行ったり、アフィリエイトをしたり、デジタルコンテンツを使ったビジネスはたくさんある訳です。
そんなデジタルマーケティングの一環として、SEOを含むマーケティングをするのがSEMなのです。
SEOとSEMの違い
SEOとSEMの違いは何かと言いますと、ズバリインターネット上で目立つところで終わるのか、目立つことで集めた人々の視線を実際のビジネスにつなげるのかの違いとなります。
SEOは、皆さんのホームページがあるキーワードで検索された際、検索上位に表示されるように行うシステムなりコンテンツの改善のことですよね。しかし、実はSEOだけで止まると、ただ人がたくさんくるだけのホームページになってしまうのです。
仮に皆さんのホームページがネットショップだったとしましょう。SEO対策はばっちりで、検索エンジンを通じて毎日たくさんの人がやってきます。ですが、誰も商品は買ってくれません。これでは意味がありませんよね。
インターネットビジネスにおいて、人を集めるというのはとても大切なことです。しかしそれが実際の購買活動やイメージアップにつながらないと、明確な儲けや数字につながらないのです。
SEOとSEMは似たようなものなので、一括りにして扱われることもありますが、きちんとした違いもあるという訳です。
具体的なSEMとは
SEMにおいて大切なのは、広告です。SEOと連動して行うもので、キーワード連動型広告なんて呼ぶものもあります。SEOは、検索結果上位に皆さんのホームページを持ってくることだけを考えています。
最近のSEMでは人の役に立つサイト、信頼されているサイトからたくさん被リンクされているなどの項目を満たしているホームページがSEOで上位に表示されるようになるのですが、これだけだとちょっと広告としては弱いのです。SEOが受け身の広告宣伝だとすれば、SEMで行うのは飛び込み営業です。さて、これはどういうことなのでしょうか。
グーグルやヤフーなどの大手ポータルサイトを使って何かを検索した時、検索結果の一覧や、横の部分に広告が表示されているのを見たことがないでしょうか。大抵の場合、病気について調べたら薬や病院の広告が出てきたり、ラーメンについて調べたら美味しいラーメンセットの広告が出てきたりします。
ああいった、検索されたキーワードに対して表示する、関連性の高い広告のことを、PPC広告やリスティング広告などと呼ぶのです。SEMでは、こうした広告を使ってマーケティングを行います。
検索エンジンを通して何か検索された時に上位に表示されるだけでなく、ホームページのジャンルに関連した広告を使うことでもとからそのジャンルに興味のある人を呼び寄せようというのが狙いです。
SEMの広告
SEMをものすごく簡単に言うと、リスティング広告をすること、と言っても過言ではありません。もちろんそれだけではないのですが、費用対効果を考えるとリスティング広告が非常に効果的なものですので、そんなイメージがある訳です。
では、このリスティング広告について少し説明しましょう。でなければ、どういう広告をしているのか良く分からないので別に良いや、なんて考えてしまうかもしれません。
リスティング広告は、もちろん有料です。大企業が宣伝広告費に使うのは気絶しそうな額になることが多いのですが、どこの企業や個人でもそんな大金を用意できる訳ではありませんよね。
新聞の一面にドカンと広告を載せるために一体いくらかかるかなんて考えはじめると、売上が上がる前に潰れてしまいます。リスティング広告は、一定料金を支払って広告を出してもらうというものではなく、実際にクリックされた回数に応じて料金を払う、という少し特殊なシステムになっています。
実際に支払う料金というのはクリック数や広告のできによって変わってきますが、使った分だけ料金を支払う課金型の広告だと思って貰えば良いです。誰が見るかも分からない、誰がクリックするかも分からない場所に大金を支払って広告を掲載するより、ずっとコストパフォーマンスが良いのです。
なにせ、リスティング広告が表示されるのは検索エンジンで何かのキーワードを検索した後です。検索キーワードに関連した広告が表示されるということは、リスティング広告を見ている人は、もとから皆さんのホームページや商品に大なり小なり興味を持つ可能性が高いということです。
欲しいとも欲しくないとも思っていない人に対して宣伝するよりも、興味がある人に宣伝した方が成功しやすい、という訳です。
SEMを実際にやってみよう
効果の大きいリスティング広告は、グーグルとヤフーの検索結果に表示されるものです。ここまで見ていると、やることは分かった! SEO対策だけは業者に任せてSEMくらいなら簡単だろう! と思ってしまうかもしれません。
ですが、そう簡単なことではないのです。どのキーワードに対して広告を出すのか、予算はどれくらいか、文章はどんなものにするかなど、結構色んなことを考えて広告を作る必要があるからです。
適当にやれば皆さんのホームページに人がやってくる、なんてものではありません。リスティング広告を一つ出すにしても、本当にそこに行き着くまでには、皆さんのホームページの方向性や売り出しポイント、キーワード検索をしてくる人の想定など、マーケティングの知識が必要になるのです。
その点、弊社マイクロWEBはSEOだけでなくマーケティングの知識もあるので安心してSEMを任せていただけます。