昨今、インターネットの重要性・サイト価値が増大しています。今、インターネットの利用者は総務省発表のデータによると、平成24年度末で国民全体の79.5%が利用しており、13歳以上49歳までの利用者比率は9割を超えています。
インターネットの利用目的
利用目的のトップ3は、同じく総務省平成22年度のデータによると1位が電子メール、2位がホームページ閲覧、3位が商品購入となっています。商品購入とホームページ閲覧は、主たる目的が異なるだけで、どちらもサイトを閲覧していることになり、特に企業のサイト閲覧が多いことを示しています。
デフレで小売業全体の売上が低迷している中、インターネット通販の伸びは経済産業省のデータによると2011年は2ケタ成長するなど高い成長率を毎年示しています。
目次
消費者が商品を選ぶ際の選択基準
また、同じく経済産業省の行った調査によると、消費者が商品を選ぶ際の選択基準は、単純に価格が安いだけでなく、それと同等以上に「信頼できる商品と会社」「安心できるサービス」を重要視していることが分かりました。そして、信頼できる情報源の2位に企業のサイトを消費者はあげています。因みに1位はテレビです。
商品パンフレットや折込みチラシの信頼度
商品パンフレットや店員、折込みチラシは下位のほうであまり高い信頼度を消費者は置いていません。テレビは大企業しか利用できない広告・宣伝媒体なので、テレビを利用できない企業にとってはサイトを充実させることが最優先課題となります。
サイトにとって必要なもの
そして、サイトを効果的にするのは、サイト内容とデザインの2つが必要です。どんなに内容の充実したサイトでも、読みにくい、どこに何が書かれているか分からない、気持ちの良くないサイトではすぐに消費者は去っていきます。
逆に、きれいで美しいサイトは、最初は消費者の心をつかみますが、それだけで内容が薄いとはやはり消費者は去っていきます。
サイトを最大限に活かすには、サイトで提供する内容に加えて、サイト目的に合わせた適切なデザインが必要です。この2つを充実さっせることで高い効果を産みだすことができます。
サイトと印刷物の違い
サイトは、印刷物よりも、はるかにどこから読まれるかが分からないという特徴があります。そのため、見た目の美しさも大事ですが、どこに何の情報があるということが簡単に分かって、そこに容易に行くことができるようにデザインされている必要があります。サイトは、印刷物のように最初から順番に見てもらえるという考えでは良いサイトデザインはできません。
サイト訪問者は、そのサイトが自分にとって役に立つ、立たないを瞬時に判断して、役に立たないと判断するとすぐにそのサイトを立ち去ります。サイトのデザインを適切に設計することで、読みにくいさや分かりにくさを防ぐことができます。
サイトデザインの役割
サイトデザインは以下の役割を果たさねばなりません。
・見やすいこと(文字の大きさ、レイアウトなど)
・心地よいこと(色使い、サイト内容にマッチしたデザインなど)
・わかりやすいこと(サイト内容と大きく関連しますがイメージでも内容を補足、補完できること、およびどこに何の情報があるかが分かりやすいことなど)
・目的の情報へ移動しやすいこと(途中で今、どこのページにいて、どうすれば元へ簡単に戻ることができたり、行きたいページへ簡単に移動できたりするかなどの情報を明瞭に示すことなど)
これらを十分に考慮してデザインを考えなければなりません。
サイトデザインの効果
サイトデザインは、以下の効果を持ちます。
1)再訪問を促進する
サイトデザインとサイト内容が良いと、訪問者に良い印象を与えるので、ブックマークされて再訪問して貰える確率が高まります。この時に注意したいのは、平均的なデザインの良さよりも、強い印象を訪問者に与えることができると記憶して貰いやすいので、再訪問へつながる可能性が一般的には高まることです。
2)色の持つ働きがサイト内容の訴求を強化する
色は、多くの人に概ね共通の印象を与えます。色使いを上手にすることで、食品の販売を目的とするサイトでは食欲を増進させる色使いや、高級品の販売を目的とするサイトでは高級感を訴求することができます。
色使いをサイト内容に合わせて考えることで、サイトを強く印象付けることや、サイト目的を達成しやすくすることができます。
3)見やすさを高めることでサイト印象を良くする
どんなにきれいで美しく心地よいサイトでも、いざしっかり読もうとしたときに、背景色と文字色のバランス、文字のサイズ、フォントの形状、および余白を含むレイアウトなどで見やすくも、見にくくもなります。主たるサイト訪問者のターゲット層に合わせてサイトを見やすくすることで、そのサイトの印象を格段に高めることができます。
4)ターゲット層を絞れる
デザインを考慮することで、男性的・女性的、大人向け・子供向け、実用的・遊び感覚、低価格で使い切りの普及品・高価格で豪華な高級品などターゲット層に明確な訴求をすることができます。
サイト目的にあったサイト訪問者獲得
サイトに訪問者が増加してもターゲット層と異なると最終的なサイトの目的が達成できません。サイト目的にあったサイト訪問者を最初の段階で、選別することでサイト訪問者を心地よくすることに加えて、サイト目的を達成できやすくする効果が期待できます。
サイトデザインに詳しい専門家、プロに依頼することで効果的なサイトにすることができます。
